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2025年のサンマは型が大きく水揚量もやや回復しています!

海産物

いつもご利用ありがとうございます。北海道北見市の鮮魚店の松浦水産です。
今年の北海道の夏は最高気温が39℃になり北海道らしくない暑さに見舞われましたが、お盆を過ぎたあたりで夏の終わりを感じています。

夏が終わると、秋の味覚のサンマ漁が始まります。
ここ数年はサンマの不漁に見舞われましたが、2024年から回復傾向になっていて胸をなで下ろしています。

2025年のサンマは昨年より好調で型も大きい!

北海道の2025年のサンマ漁は8月15日に根室市で初水揚げとなりました。
初日の水揚量は173トンで昨年よりも2.6倍で、大きさも昨年よりも一回り大きいということが印象的です。
漁が好調ということもさることながら、いつもよりも魚体が銀ピカしているのは気のせいではないと思います。

魚介類が獲れないと供給量が激減して、価格が高騰するため、魚を扱う小売業者にとっては死活問題となります。
ここのところの北海道では毛ガニやサケ、イカ、ホッカイシマエビといった海の幸が軒並み不漁だったこともあって、サンマが好調なことは嬉しいニュースであります。

当店でもサンマが安定して入荷していて、昨年よりも大きな型のサンマが安く販売されています。
サンマと言えば、新鮮なやつを塩焼きして大根おろしと和えて食べるのが一番美味しいですよね。
このシンプルでお手軽な料理方法がサンマを美味しく食べる方法となります。
さらに新鮮なものは刺身にするのもいいですね。

サンマの水揚量の推移と2025年の様子


引用元:全国さんま棒受網漁業協同組合 さんまの水揚量(年)

上のグラフは全国さんま棒受網漁業協同組合の年間のサンマの水揚量の推移です。
グラフを見ると、2015年あたりから水揚量が減少していて、2019年からは5万トンを切ってしまい、2022年には17,910トンまで激減していました。

これまでは日本のサンマ漁はサンマが近海に来るのを待っていたのですが、2024年から日本から離れた公海で漁をすることで乗り切った感があります。
漁期の後半は小ぶりのサンマになるのではないかと予想されています。
そこで、9月の前半までは魚体も大きくて安くなっていますが、10月くらいになると厳しくなるのではと予想しています。

ここのところの北海道の魚介類の不漁は海水温が高いことが影響しています。
サンマは夏季は北太平洋を回遊していて、秋になると産卵のため日本近海にやってきます。
産卵は日本列島の南側で黒潮本流あたりの海域でされているとされています。

また、サンマ漁をしているのは日本だけではなく、台湾や中国、ロシア、バヌアツといった国々もサンマを獲っています。
一応、各国でサンマの漁獲枠が設定されているのですが、実際は管理が不十分で十分に機能しているとは言えない状態です。

2025年秋の味覚のサンマ漁の様子のまとめ

今年の北海道は6月から暑い日が続いて、7月下旬には北見市で39℃もの猛暑日になったこともありました。
夏が暑すぎるのは漁業に関して言えば歓迎できないことがあって、海水温が高いとサケやサンマといった主力の魚の居心地が悪いことで漁獲量が落ちてしまうのですね。

2025年のサンマ漁は最初から好調で魚体も大きくて価格も安くなってることは良い傾向だと思います。
しかし、後半になると魚体が小さくなることが予測されていることが気がかりです。
今のうちに北海道の秋の味覚を味わっていただければ幸いです。




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