こんにちは、北見市の魚屋さんの松浦水産でございます。
北海道はカニ王国と言われるのは毛ガニの存在が大きいですね。
冬の寒さが身に染みる北海道、その中でも特に荒々しいオホーツク海。
流氷が押し寄せるオホーツク海の毛ガニは北海道の中でも特異な環境です。
ここで獲れる毛ガニは、その流氷がもたらす豊かな海の恩恵を受け、まさに極上の味わいを誇ります。
目次
北海道オホーツクの毛ガニ漁と美味しい毛ガニ
「今年最初の毛ガニはおまえのところを食べたいから、始まったら連絡してくれ」
と言いながら、毎年20尾以上注文してくれるお客さんがいます。
北海道オホーツク海の雄武産の毛ガニはプロの目から見ても絶品で、自信をもってオススメできます。
北海道がカニ王国とされているのは漁獲量が全国1位で、毛ガニの他にタラバガニ、ズワイガニ、紅ズワイガニ、花咲ガニとバラエティに富んでいるところにあります。
漁獲量という点では紅ズワイガニが一番多いのですが、北海道と言えば毛ガニが代表的なカニだと思います。
毛ガニは一般的に出回るサイズは400g前後のものが大多数で、タラバガニやズワイガニに比べると迫力という点では見劣りします。
しかし、その滑らかな食感と甘い身の美味しさと、濃厚でクリーミーな舌触りのカニミソを合わせることで、ひとたび口にすることで夢中になるのが魅力ですね。
北海道の毛ガニは1年中獲れます！
北海道のカニと言えば毛ガニというのは、北海道の毛ガニの獲れる時期にあります。
上の図であるとおり、北海道の毛ガニは1年中漁がされているのですね。
- オホーツク海 3月～7月
- 宗谷沖 1月～7月
- 十勝・釧路・根室沖 1月～4月、9月～12月
- えりも・日高沖 11月～2月
- 噴火湾・道南沖 6月～8月
オホーツク海の毛ガニが美味しい理由
北海道は1年中毛ガニが穫れるのですが、オホーツク海の毛ガニは流氷という特異な環境が美味しくさせています。
流氷が海域を覆うことで、海水が豊富な栄養分よりカニのエサとなるプランクトンの発生が盛んになります。
毛ガニのエサとなるプランクトンの栄養分を摂取することで、身に濃厚な味わいを与えられます。
オホーツク海に流氷が接岸すると、北海道は一段と寒くなります。
気温が一段と下るという点は地元に人にとっては厄介者です。
しかし、流氷がもたらす恵みが、毛ガニの美味しさに繋がっているのです。
北海道雄武町の毛ガニ漁
雄武の毛ガニは3月中旬頃から漁が始まります。
毛ガニ漁は事前にカニカゴを仕掛けて、エサの匂いに引き寄せられた毛ガニがカゴに入ってくるという仕掛けです。
それを引き上げて船上でカニを選別する流れとなっています。
動画は雄武町観光協会の動画を埋め込んでいます。
2023年3月の毛蟹漁の様子がわかります。
漁具にお酒をかけてゲンを掛けていますね。
まずは、カニカゴを仕込んでいっていますね。
1,500もの大量のカニカゴを仕込んで翌日に水揚げをしていきます。
カゴに入った毛ガニを選別していくのですが、メスや小さいカニ、脱皮直後の若蟹、脚が1本でも小さかったり外れたものは海にリリースされます。
獲った毛ガニは港で降ろされて、トラックで水産工場に運ばれて各種加工されて、消費者の食卓に上るのですね。
北海道の毛ガニは2019年に前例のない空前の不漁で、オホーツク海の毛ガニも例外ではありませんでした。
しかし、2022年から資源が持ち直してきています。
これは厳格な資源管理をして毛ガニを獲りすぎないようにしているからです。
オホーツク雄武の毛ガニを販売いたします
当社では、毛ガニはもとより鮭やいくら、ホタテを雄武から仕入れをしています。
雄武産の海産物は、長年目利きをしていた経験から確かな品質で、安心して取り扱うことができるからです。
松浦水産では雄武産の毛ガニだけ取り扱っています。
雄武では2024年は3月16日に毛ガニ漁が始まって、網入れを行います。
この獲れた毛ガニをすぐにボイルしたものを店頭とオンラインショップで販売いたします。
未冷凍の新鮮な毛ガニは別格の旨さで、いつもの毛ガニとは一段と違った美味しさを堪能できます。
また、松浦水産オンラインショップでは日本全国に茹でたての毛ガニをクール冷蔵便で発送いたします。
下のボタンからオンラインショップへ移動いたします。
届いたらすぐに殻を剥いて、カニそのものを味わってください。
毛ガニは甘いカニの身を取り出してカニミソと和えて食べるのが一番のオススメです。
カニの甘い身とクリーミーな味わいのカニミソを合わせたハーモニーをお楽しみください。
冒頭でも触れましたが、今年一番の毛ガニは雄武の毛ガニと決め込んで、20尾以上お買い上げいただくお客様もいるほどです。
雄大なオホーツク海の本物の毛ガニを味わっていただきたいです。
2024年3月20日に毛ガニが入った様子を記事にしました。
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