こんにちは!北見市の魚屋の松浦水産です。
寒さ厳しい北海道も3月になってようやく春の足音が聞こえてきました。
オホーツク海では春になると流氷が去ると同時に毛ガニ漁が始まります。
2024年3月16日にオホーツク海の毛ガニ漁が解禁になりました。
当店では3月20日(水)に雄武沖のオホーツク海明け毛ガニが入荷してその様子を記事にします。
目次
2024年オホーツク海の毛ガニ漁が解禁
オホーツク海は3月になって流氷が去ると同時に毛ガニ漁が始まります。
当店では雄武沖の毛ガニのみを仕入れています。
昨年のものですが、雄武の毛ガニ漁の動画を埋め込んでおきます。
2024年は3月16日に毛ガニ漁が解禁となってカニ漁船がポイントにカニカゴを仕掛けます。
翌日に仕掛けたカゴを引き上げて、中に入った毛ガニを水揚げしていきます。
カニ漁の期間は水揚げと同時に空のカゴを仕掛けていきます。
仕掛けたカゴを引き上げると中に何匹かの毛ガニが入っています。
カゴに入ったカニは速やかに選別されていきます。
資源保護の観点からメスのカニや小さいカニ、脱皮直後の若カニは海にリリースされていって、規定に合うオスガニだけをとります。
カニが港に入ると計量とセリにかけられて、すれぞれの水産会社でボイルされたり活毛ガニとして出回ります。
こうした手順を経て毛ガニが入荷するのですね。
2024年3月20日オホーツクの毛ガニが入荷した模様
3月16日に毛ガニ漁が始まって当店では3月20日に入荷予定となりました。
そのため、一足早く冷蔵棚を空けて毛ガニコーナーを設置しました。
もちろん、抜かりなく3月20日入荷予定という表示をしておきました。
3月20日の午前中に毛ガニが入荷して、毛ガニを陳列していきました。
毛ガニを陳列するやいなや、お客さんが毛ガニを求めてやってきました。
その場で持ち帰るお客さんと宅急便で送るお客さんは半々っていうところです。
注文を受けると同時に毛ガニを宅急便で送るための梱包をしていきました。
毛ガニと一緒に魚の干物などを同梱するお客様も多かったです。
ありがとうございます。
毛ガニは紙包みをして発泡スチロール箱に入れて、保冷剤を入れて鮮度を保ちます。
梱包が終わったら、ヤマト運輸のクール冷蔵便で全国に配送いたします。
毛ガニの販売はお昼頃からスタートましたが、この日は毛ガニが飛ぶように売れて午後3時の時点で残りこれだけになってしまいました。
オホーツク海明け毛ガニの初日の販売は好調でした。
お買い上げいただきありがとうございます。
2024年オホーツク海明け毛ガニ販売のまとめ
今年の雄武の毛ガニ漁の初期は好調でしたが、3月21日に流氷が再接岸した影響で毛ガニ漁ができない状態となりました。
流氷がやってくると船を出すことができなくなるのですね。
こういうのはお天道様の問題なので、仕方がありません。
ここ数年は毛ガニが不漁続きということで値段が急上昇しています。
2023年から資源回復の傾向にはなっていますが、浜値は高値となっています。
以前はお手軽な価格で味わえた毛ガニがなかなか手が出しにくい価格になったことは大変心苦しいです。
オホーツク海明け毛ガニは4月下旬までですが、2022年は資源の問題で4月早々に漁が終わってしまいました。
年に一度にしか味わえない流氷明けの毛ガニを味わっていただければ幸いです。
オホーツク海明け毛ガニは松浦水産パラボ店とオンラインショップで取り扱っています。
松浦水産は、北海道オホーツクの北見市にある海産物の卸・鮮魚店です。ここ、オホーツクならではの新鮮な海の幸を皆様へお届けしています。こだわりの「手造り」と、「新鮮なオホーツク海の幸」が自慢。季節がはっきりしたオホーツクならではの海産物。その時々で仕入れる新鮮な海の幸の豊富な品揃え。「オホーツク海の幸」ぜひご賞味ください!